『ぼんやりと、モヤがかかった世界。
まさに小説を読み進めながらイメージする世界って、こんなかんじかも…。』
小説の世界に入ってみたい、と思ったことはありませんか?
好きな小説を寝る前に読んでいて、夢の中で自分が登場人物になっていたり…なんて経験ないですか?
わたしは、感情移入して作品に浸ることが好きです。
これからレビューするゲームはまさに、主人公の心を解き明かしていく。
そんなゲームなんだと感じています。
色んな人物と会話をしながら、敵と戦いながら、常に自分と対峙する主人公。
怖いけど次の展開が気になって仕方がない作品、アラン・ウェイク。
まだ全編クリアはしていない状態です。
今回はプレイ日記風にこの美しく怖い作品を、主人公アラン・ウェイクの心情を考察しながらレビューしたいと思います。
アラン・ウェイクって、どんなゲーム?
まず、簡単にどんなゲームなのかまとめてみました。
- ジャンルは、ホラー。ミステリー要素かなり多め。戦闘スタイルは、3人称視点のTPSゲーム。
- 2010年の発売から徐々に話題を集め、2021年にはリマスター版が発売されたりと密かにファンを魅了しつづけている。
- 主人公アランウェイクは、スランプ中のベストセラー作家。
- ベストセラーを記録後、2年間1文字も書けなくなり、気分転換のため妻アリスと自宅を離れ療養することに。
- 書いた覚えがないのに、自分の名前で書かれた原稿を見つけ、その通りにストーリーが展開していく。
数時間プレイしてみて、感じた素直な感想。
ホラーゲームでありながら、精密な心理描写と自然現象がリンクする、美しいグラフィックの作品。
といったところでしょうか。

経年劣化でセピア色に変色したモノクロ写真のような、曖昧な世界。
このゲームは、光の描写が非常に美しい。
ー 街灯、ガソリンスタンドの光、懐中電灯 ー
人工の光なのに、モノトーンやセピア調の景色とのコントラストが妙な調和を生む。
自然豊かな景色が、より没入感を感じさせてくれます。
現実と幻想がいり混じっているので、場面によって雰囲気がガラッと変わるのも、特徴的。
現実の時は、割と色がはっきり。
敵と遭遇する場面は暗く、色の少ない世界。

また、美しいのは映像表現だけはありません。
主人公アランがナレーションをするときの語り口が、また小説風で素敵なんです。
落ち着いた声質で演者のように語るのも、ストーリー性がより強調されて感情移入できる。
さて、登場人物の性格なども何となく掴めて、なんとかストーリーを進めていきました。
ちなみに、ゲーム何度はニュートラルにしたので序盤ということもあり、そこまで何はなく進めていけました。
そして、チャプター1が終了。あっという間でした。
ひとつデメリットというか、個人差はありますが注意事項。
街灯や懐中電灯の明滅が激しく光が強いので、目が疲れます。笑
画面酔いはなくなったけど、目の疲れはさすがにどうしようもない。
プレイされる時は、休み休みがおすすめです。
事前情報をほぼ調べずに、純粋にプレイした感想でした。
これはチャプター2が楽しみです。
また次回を楽しみにお待ちいただけたら、嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

コメント